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日本各地に祀られている神様のご紹介。
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特別な神というのは、その誕生の仕方も異常であることが多いが、アマテラス大神の場合もそうである。
『古事記』は、イザナギ命が死んだ妻のイザナミ命がいる。
黄泉の国(死者の国)からこの世に戻ってきたときに、日向(宮崎県)の阿波岐原の海で禊をし、左の目を洗ったときにアマテラス大神が生まれたと伝えている。
このとき右目からはツキヨミ命、鼻からはスサノオ尊が生まれた。
そのあとアマテラス大神は、イザナギ命から天に昇って、高天原を治めろと命じられたのである。
また、アマテラス大神は独身の神であり、結婚もせず夫もいない。
それでも子供は生んでいる。
神話では、そのあたりの事情が「天の安の河の誓約」として語られている。
それによると、アマテラス大神に対する逆心を疑われたスサノオ尊が、身の潔白を証明するためにお互いの子供を生むことで誓約(神の意思を問う古代の占い)をしようと提案する。
そこでアマテラス大神は、自分のみにつけていた玉飾りの五つの玉を物実として、その玉を噛み砕いて霧のように噴出して5人の御子神(男神)を生んだ。
その長男がアメノオシホミミ命であり、さらにその息子が天孫降臨神話の主役となるニニギ命である。
この二神の誓約の神話は、皇祖神であるアマテラス大神が処女のまま跡継ぎとなる御子を産むことが重要なテーマとなっている。
物実となる玉は、アマテラス大神の身代わりに他ならない。
このようなかたちで偉大な女神が身に着けていた玉石から世界の支配者なる太陽の子が生まれるのは
世界的に共通する神話のパターンでもある。
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