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日本各地に祀られている神様のご紹介。
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『日本書紀』が伝えるヤマトトトヒモモソヒメ命の性格は、神の言葉を伝える神妻、つまり神が憑依する巫女である特殊な霊的能力を備えた預言者的巫女といってもいいだろう。
その性格を示す話が『日本書紀』崇神(すじん)天皇の条に記されている。
崇神天皇の治世に、全国に疫病が流行して田畑は荒れ民が飢えに苦しんでいた。
災厄の原因を天皇が占うと、徳の高い神がヤマトトトヒモモソヒメ命に神懸りして、「われを大切に祀れば国は自然に平穏になるだろう」と託宣し、天皇が名を問うと「大和国のオオモノヌシ神なり」と答えた。
信託に従って、天皇が大三輪氏の祖・大田田根子を祭主として手厚く祀ったところ、たちまち国の災いは鎮まったという。
『日本書紀』にはまた、「崇神天皇の伯母・ヤマトトトヒモモソヒメ命は聡明でよく物事を予知された」とある。
その例として、孝元天皇の皇子タケハニヤスヒコ命が謀反を計画したとき、神の化身である少女の歌に凶兆を察知し、いち早く天皇に告げたことで反乱を防いだと伝えられている。
こうした預言者的巫女のイメージは、国の政治を左右する力を発揮した卑弥呼や、神巧(じんぐう)皇后といった女性の姿を連想させる。


鎮座地:吉備津神社(岡山県吉備津)
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